予備品化する部品は、停止影響と入手しにくさで優先順位を決めます
すべての部品を同時に整理する必要はありません。止まると困る、入手に時間がかかる、交換頻度が高い、情報が属人化している部品から始めます。
止まると影響が大きい部品
ライン停止、納期遅延、安全面のリスクが大きい部品は、在庫数と再発注条件を優先して残します。
入手に時間がかかる部品
メーカー廃番、海外手配、特殊加工、現物図面化が必要な部品は、停止前に候補へ入れます。
現場でよく交換する部品
摩耗、破損、定期交換が多い部品は、写真、使用箇所、数量、交換周期を記録します。
情報が属人化している部品
担当者の記憶や過去メールだけに残っている部品は、再発注できる最低限の情報へ整理します。
予備品リストに残したい情報
図面がない部品でも、写真、使用箇所、必要数量、再発注情報を残すと、次回の確認時間を減らしやすくなります。
| 設備・使用箇所 | 設備名、機械名、ライン名、取付位置、相手部品、交換作業の場所を残します。 |
|---|---|
| 部品を特定する情報 | 部品名、型番、刻印、メーカー、過去の注文番号、社内管理番号、不明な場合は写真と用途を残します。 |
| 写真・現物情報 | 全体、取付状態、接続部、摩耗箇所、型番ラベル、相手部品を分けて撮影します。 |
| 図面・寸法 | 図面の有無、外形、穴径、ピッチ、厚み、軸径、接続径など、再発注に効く寸法を残します。 |
| 使用条件 | 荷重、回転、圧力、熱、水、油、薬品、振動、摩耗の有無を分かる範囲で整理します。 |
| 在庫・必要数 | 現在庫、安全在庫、最低発注数、初回は1個だけか、複数個確保するかを分けます。 |
| 再発注情報 | 前回の発注先、発注日、単価、納期、代替候補、図面化済みか、次回相談時に必要な情報を残します。 |
保全部品の予備品リスト・再発注でよくある質問
まずは完璧な台帳ではなく、次回の確認を減らす情報から残します。
保全部品の予備品リストには何を入れるべきですか?
設備名、使用箇所、部品を特定する情報、写真、図面や寸法、使用条件、必要数量、在庫数、前回発注先、納期、次回発注時に必要な情報を入れると再確認を減らしやすくなります。
図面がない部品も予備品リストにできますか?
できます。図面がない場合は、現物写真、取付状態、相手部品、測れる寸法、使用条件を残します。必要に応じて現物採寸や図面化へ進めます。
どの部品から予備品化すればよいですか?
停止影響が大きい部品、入手に時間がかかる部品、交換頻度が高い部品、情報が担当者に偏っている部品から優先すると実務上の効果が出やすくなります。
まず1個だけ予備品を作る相談もできますか?
相談できます。初回は1個だけ確認し、問題なければ追加製作や再発注しやすい図面・仕様整理へつなげる進め方があります。